ビッグベイトでデカバスを釣る為に必要なリールの選び方と、おすすめのビッグベイトリールをまとめていきます。
実際にぼくも色々と選ぶのに迷ったりした時の情報も書いていきます。
ビッグベイトリールの選び方
ブレーキシステム(DCかマグネット)
ブレーキシステムは、DCブレーキかマグネットブレーキがビッグベイトにはおすすめです。
その理由は、ジョイクロとかS字系ビッグベイトって空気抵抗が大きく、キャスト後に折れ曲がって回転してししまって飛距離低下が起こっちゃうんですが、マグネットブレーキは常にブレーキがかかるので回転しずらくなり、DCブレーキだと自動調整によってさらに回転が押さえられて飛距離が伸びるという効果があります。
一番のおすすめはDCブレーキなんですが、シマノが苦手な人が居ると思うので、そんな時にはマグネットブレーキのリールを選びましょう。
遠心ブレーキで飛距離を伸ばそうとギリギリの調整をやっていると、回転した時にちゃんとサミングしないとバックラッシュしちゃうので、ブレーキ強めればバックラッシュしずらくはなるんですが、それだと飛距離が落ちるんであまりビッグベイトに向かないかなという感じです。
ラインキャパ、糸巻き量(16lb100m)
ビッグベイトを使う時はラインが太くなるので、ジョイクロで16lb、スライドスイマー175で20lbは必要かなと思うので、最低でも16lbが100mというのを考えてもらうといいかなと思います。
ビッグベイトって障害物ギリギリを狙う事も多く、ラインの痛みでビッグベイトがキャスト切れもあるので、こまめにラインチェックし結び替えをする事を考えても16lbが100m居るかなと思います。80mだとちょっと少ない気がします。
多い分には下巻きして調整できるので、「巻きたいけど足りない」という事にならないようにしたいですね。
ビッグベイトで使うラインはR18フロロリミテッドが、しなやかで投げやすく、なおかつ丈夫なのでデカバスが掛かっても安心でおすすめです。
ギア比
ギア比はハイギアは欲しいかなと思います、早巻きを考えている人や、リーリングジャークを考えているなら、キレの良い動きがハイギア以上じゃないと出せないので、ハイギア必須という感じですね。
ジョイクロ178までならロッドによるジャークでも大丈夫かなと思います、ジョイクロだとリーリングジャークするとちゃんと動かなくなってしまいます。
リップ付きでゆっくり巻くようなビッグベイトの場合も、普通に巻くなら全然ハイギアでも大丈夫です、大きいリップのルアーを早巻きするならちょっと重たくなりますが、まあ使えないことは無いですw
リップ付きビッグベイトがメインなら、ノーマルかローギアが1日使っても疲労感が少なかったり、根掛り時に巻きすぎないので食い込まないので、ガンガン当てて使うならそういうギア比もありかなとは思いますが、釣り人側がゆっくり頑張れば使えます。
おすすめビッグベイト用リール
18アンタレスDCMD(シマノ)
- ラインキャパ:16lb→120m、20lb→100m
- ギア比:7.8:1
- 糸巻き量:93cm
- 自重:235g
- 最大ドラグ力:6kg
ビッグベイト用で一番おすすめしたいのがアンタレスDCMDです、全てにおいてビッグベイトに最適かなと思うリールで、DCシステムが他社にマネできない唯一のブレーキで一番良いものが欲しいならコレかなと思います。
19カルカッタコンクエストDC201(シマノ)
- ラインキャパ:16lb→120m、20lb→100m
- ギア比:4.8:1
- 糸巻き量:57
- 自重:260g
- 最大ドラグ力:6kg
剛性が高い事で評判のカルカッタコンクエストのDCモデルは、とにかく飛びバックラッシュしないというインプレッションが多いです。ノーマルギアのみなのでHGがある方がビッグベイトは使いやすいかなと思いますが、好みの所かな。
カルカッタコンクエストでビッグベイトを投げる姿はかっこいいですよね。
18リョウガ1520H(ダイワ)
- ラインキャパ:20lb→100m
- ギア比:6.3:1
- 糸巻き量:71cm
- 自重:270g
- 最大ドラグ力:6kg
ダイワの中で丸型で一番ビッグベイトに向いているリョウガです、自重も重いのでビッグベイトロッドに合わせると気持ちいいフィーリングになります。
Revo BLACK9(アブガルシア)
- ラインキャパ:16lb→100m、20lb→80m
- ギア比:9.0:1
- 糸巻き量:93cm
- 自重:235g
- 最大ドラグ力:7kg
バスプロ木村建太さんプロデュースで、剛性を高めてあるアブの中でハイエンドのリールで、ギアや部品など細部の強度も見直し強さにこだわって作られていて、2フィンガーグリップ標準装備のパワースタイルの人に対応したリールです。
安いビッグベイトリール
スコーピオン200HG(シマノ)
- ラインキャパ:16lb→120m、20lb→100m
- ギア比:7.2:1
- 糸巻き量:77cm
- 自重:210g
- 最大ドラグ力:5.5kg
低価格でラインキャパと、真鍮ギアとアルミフレームで剛性が高くビッグベイト入門にもおすすめなリール。
REVO BEAST(アブガルシア)
- ラインキャパ:20lb→約150m
- ギア比:7.3:1
- 糸巻き量:86cm
- 自重:270g
- 最大ドラグ力:14kg
ビッグベイト用に作られたリールで、ラインキャパ、巻量、ドラグ力とすべておすすめのリールです。
ジャイアントベイトなら18カルカッタ300
7オンス超えるようなジャイアントベイトには、シマノの18カルカッタ300がおすすめです。
その理由はスプール経が大きく43mmで、スプール経が大きいとジャイアントベイトの初速の伸びがよく、飛距離が伸びやすくなります。ジャイアントベイトは「重さで飛ばす」事になるのでDCブレーキは無いんですが全然問題ないです。
あとはシマノの耐久性・剛性の高さで、ジャイアントベイトを投げ続けたとしても壊れたりしないんで、使い続けられるという事になります。
18カルカッタ300はノーマルギアなんですが、スプール経が大きい為巻き上げ量がハイギア位になっているので、リーリングジャークにも使えます。ここがジャイアントベイトで300番が選ばれる1つ大きい理由にもなっています。
カルカッタ200とカルカッタ300で迷うと思うんですが、ジョイクロなど2〜3オンス級ルアーなども1つのリールで投げるか、ジャイアントベイト専用でたまにジョイクロなどを投げるか、って感じになります。
多くの人はカルカッタ200で2〜3オンスのビッグベイトと、ジャイアントベイト兼用って感じで使われていますね。
アンタレスDCMDとカルカッタコンクエスト300の比較
太いハンドルノブを使うのがおすすめな理由
ビッグベイトを使用する時に、ギル型ビッグベイトやリーリングジャークをやったり、リップ付きビッグベイトを使うなら、太いハンドルノブを使うのがおすすめです。
ハンドルが太い事によって、力を入れてハンドルを回せるのでリーリングジャークがやりやすく、トルクのある巻きが可能になって1日使っての疲労感が少なくなるので、ビッグベイト専用タックルにするならスタジオコンポジットがおすすめです。

ぼくがビッグベイト用に使っているのはアンタレスDCMD
ぼくが実際にビッグベイト用として購入したのは、シマノのアンタレスDCMDです。
DCブレーキシステムと、ブレーキの微調整によってビッグベイトが回らずぶっ飛んでくれて、キャストで気持ちよくなれます。
スプール経も多きいのでビッグベイトなど重たいルアーのキャストにも向いていて、XB(エクストラハイギア7.8:1)でリーリングジャークがしやすく、回収も早いのでテンポよくビッグベイトを投げられて気に入ってます。