ビッグベイト用のリールの選び方と、価格別に高くていいヤツ、2万円台、1万円台と紹介していき、最後にジャイアントベイト用のリールについてお話します。
ビッグベイトリールの選び方
ラインキャパ、糸巻き量(16lb100m)
ビッグベイトは、ジョイクロ178が約2オンスで16lb、スライドスイマー175で約3オンスになるので20lbだと思うので、最低でも16lbが100mというのを考えてもらうといいかなと思います。
ビッグベイトって障害物ギリギリを狙う事も多く、ラインが擦れる事でビッグベイトがキャスト切れもあるので、こまめにラインチェックし結び替えをする事を考えても100mいるかなと思います。80mだとちょっと少ない気がします。
多い分には下巻きして調整できるので、「巻きたいけど足りない」という事にならないようにしたいですね。
ビッグベイトで使うラインはR18フロロリミテッドが、しなやかで投げやすく、なおかつ丈夫で、他のラインより1割ほど強度が強いので、デカバスが掛かっても安心でおすすめです。
ギア比
ギア比はハイギアは欲しいかなと思いますが、メインで何をするかでやりやすいギア比が変わってきます。
ジョイクロ178ならロッドによるジャークがメインになると思うので、ギア比はお好みで良いですが、手返しを良くする為と、ヒットしてからの事を考えるとハイギアが良いかなと思います。
早巻きや、リーリングジャークを考えているなら、ハイギア以上じゃないと動きにキレが出せなくなります。
リップ付きでゆっくり巻くようなビッグベイトの場合も、普通に巻くなら全然ハイギアでも大丈夫です、大きいリップのルアーを早巻きするならちょっと重たくなりますが、まあ使えないことは無いですw
リップ付きビッグベイトがメインなら、ノーマルかローギアが1日使っても疲労感が少なかったり、根掛り時に巻きすぎず食い込まないので、ガンガン当てて使うならそういうギア比もありかなとは思います。
おすすめビッグベイト用リール(ハイエンド)
18アンタレスDCMD(シマノ)
型番 | ギア比 | 最大巻上量 | ラインキャパ | ドラグ |
---|---|---|---|---|
MDXG | 7.8 | 93cm | 16lb→120m、20lb→100m | 6kg |
ビッグベイト用で一番おすすめしたいのがアンタレスDCMDです。
全てにおいてビッグベイトに最適かなと思うリールですが、少し重めのルアーもバーサタイルに投げる事が可能です。
DCシステムが他社にマネできない唯一のブレーキで、その中にビッグベイトモードがあり、回転しやすいビッグベイトの飛行姿勢を安定させるようになっています。
一番良いリールが欲しいならコレかなと思います。
19カルカッタコンクエストDC201(シマノ)
型番 | ギア比 | 最大巻上量 | ラインキャパ | ドラグ |
---|---|---|---|---|
200 | 4.8 | 57cm | 16lb→120m、20lb→100m | 6kg |
剛性が高い事で評判のカルカッタコンクエストのDCモデルは、よく飛び、バックラッシュしないというインプレッションが多いです。
ノーマルギアのみなので、巻いて使うリップ付きビッグベイトや、ロッド操作するビッグベイトにおすすめです。
カルカッタコンクエスト200(シマノ)
型番 | ギア比 | 最大巻上量 | ラインキャパ | ドラグ |
---|---|---|---|---|
200 | 4.8 | 57cm | 16lb→120m、20lb→100m | 6kg |
200HG | 6.5 | 78cm | 16lb→120m、20lb→100m | 6.5kg |
剛性が高いカルカッタコンクエストは、所有感が高いのも良いですが、巻心地が滑らかなので、リップ付きビッグベイトなどを巻くのに向いているかなと思います。
ノーマルギアではリーリングジャーク等できないので、HGを購入することになると思います。が、巻き抵抗が大きいビッグベイトならノーマルギアの方が快適に巻けますね。
22バンタム(シマノ)
型番 | ギア比 | 最大巻上量 | ラインキャパ | ドラグ |
---|---|---|---|---|
HG | 7.1 | 78cm | 14lb→110m,16lb→100m | 5.0kg |
XG | 8.1 | 89cm | 14lb→110m,16lb→100m | 5.0kg |
ボディーサイズが低くなっているので、手が小さい人にいも握りやすく、ロッドで操作するビッグベイトに最適です。
ナロースプールになっており、低い弾道でキャストする事が可能なので、着水音を控える事が可能になっています。(テクニックも必要)
コアソリッドボディなので、高い剛性と耐久性があり長く使っていけるでしょう。
18リョウガ1520(ダイワ)
型番 | ギア比 | 最大巻上量 | ラインキャパ | ドラグ |
---|---|---|---|---|
CC | 5.4 | 61cm | 16lb→100m | 6kg |
H | 6.3 | 67cm | 16lb→100m | 6kg |
ダイワの中で丸型でビッグベイトに向いているリョウガです、自重も重いのでビッグベイトロッドに合わせると気持ちいいフィーリングになります。
従来の1.5倍の噛合ギアにより、巻き感度がUPしているので、巻物ビッグベイト向きです。
Revo BLACK9(アブガルシア)
型番 | ギア比 | 最大巻上量 | ラインキャパ | ドラグ |
---|---|---|---|---|
BLACK9 | 9.0 | 93cm | 16lb→100m | 7kg |
バスプロ木村建太さんプロデュースで、剛性がかなり高めてあり。
アブの中でハイエンドのリールで、ギアや部品など細部の強度も見直し強さにこだわって作られていて、2フィンガーグリップ標準装備のパワースタイルの人に対応したリールです。
リップ付きビッグベイトを巻き続けるような釣りにおすすめです。
【2万円台】安いビッグベイトリール
21スコーピオンMD(シマノ)
型番 | ギア比 | 最大巻上量 | ラインキャパ | ドラグ |
---|---|---|---|---|
300XG | 7.9 | 107cm | 20lb→160m、25lb→135m | 8.0kg |
300XGLH | 7.9 | 107cm | 20lb→160m、25lb→135m | 8.0kg |
低価格帯で、ライン巻き量が多く25lbを135m巻けるので、ビッグベイトだけじゃなくジャイアントベイトでの愛用者も多いリールです。
糸巻き量が107cmと大きいので、リーリングジャークや高速巻きなどが、かなりやりやすくなっています。
遠心力ブレーキは、ブレーキ数が多いので微調整しやすく、ビッグベイトを快適にキャスト可能です。
ぼくもカルカッタコンクエストを買う前に出ていたら、これが欲しかったなと思っちゃうくらい、いいスペックのリールです。
21タトゥーラ TW300(ダイワ)
型番 | ギア比 | 最大巻上量 | ラインキャパ | ドラグ |
---|---|---|---|---|
300 | 6.3 | 85cm | 20lb→185m、25lb→145m | 11kg |
300XH | 8.1 | 109cm | 20lb→185m、25lb→145m | 11kg |
ビッグベイトだけじゃなく、ジャイアントベイトでも使えるラインキャパと、剛性と耐久性を上げるような機能を持つタトゥーラです。
それなのに2万円代で購入できるコスパの良さが嬉しいですね。
19スコーピオンMGL(シマノ)
型番 | ギア比 | 最大巻上量 | ラインキャパ | ドラグ |
---|---|---|---|---|
150 | 6.2 | 66cm | 16lb→100m | 5.5kg |
150HG | 7.4 | 79cm | 16lb→100m | 5.5kg |
150XG | 8.5 | 91cm | 16lb→100m | 5.5kg |
低価格でビッグベイトはもちろん、普通のルアーにも使える万能なリールです。
スプール経的に、2オンスのビッグベイトがメイン使いとなるでしょう。
ジャイアントベイトのスライドスイマー250が、ギリギリ限界かなという感じでした。
REVO BEAST(アブガルシア)
型番 | ギア比 | 最大巻上量 | ラインキャパ | ドラグ |
---|---|---|---|---|
パワーギア | 5.8 | 68cm | 約20lb→150m | 14kg |
ハイギア | 7.3 | 86cm | 約20lb→150m | 14kg |
ビッグベイト、ジャイアントベイト用に作られたリールで、ラインキャパ、巻量、ドラグ力、コスパとすべておすすめのリールです。
マグネットと、遠心力ブレーキ両方搭載なのでバックラッシュせず快適に釣りができるでしょう。
パワーギアが2万円台で、ハイギアが1万円台になっています。
【1万円台】ビッグベイトリール
ロキサーニ パワーシューター(アブガルシア)
型番 | ギア比 | 最大巻上量 | ラインキャパ | ドラグ |
---|---|---|---|---|
8.0 | 88cm | 16lb→125m、20lb→100m | 7kg |
2万円でお釣りがくるコスパの良さ。
マグネットと遠心力の両方搭載で、バックラッシュせず快適に釣りができるでしょう。
低価格帯なのに、アルミフレームで軽量化と、真鍮ギアで剛性は十分あります。
ジャイアントベイトなら18カルカッタ300
7オンス超えるようなジャイアントベイトには、シマノの18カルカッタ300がおすすめです。
その理由はスプール経が大きく43mmで、スプール経が大きいとジャイアントベイトの初速の伸びがよく、飛距離が伸びやすくなります。
あとはシマノの耐久性・剛性の高さで、ジャイアントベイトを投げ続けたとしても壊れたりしないんで、長く使い続けられるという事になります。
18カルカッタ300はノーマルギアなんですが、スプール経が大きい為巻き上げ量がハイギア位になっているので、リーリングジャークにも使えます。
ここがジャイアントベイトであえて300番が選ばれる1つ大きい理由にもなっています。
カルカッタ200とカルカッタ300で迷うと思うんですが、ジョイクロなど2〜3オンス級ルアーなども1つのリールで投げるか、ジャイアントベイト専用でたまにジョイクロなどを投げるか、って感じになります。
多くの人はカルカッタ200で2〜3オンスのビッグベイトと、ジャイアントベイト兼用って感じで使われていますね。
アンタレスDCMDとカルカッタコンクエスト300の比較
太いハンドルノブを使うのがおすすめな理由
ビッグベイトを使用する時に、ギル型ビッグベイトやリーリングジャークをやったり、リップ付きビッグベイトを使うなら、太いハンドルノブを使うのがおすすめです。
ハンドルが太い事によって、力を入れてハンドルを回せるのでリーリングジャークがやりやすく、トルクのある巻きが可能になって1日使っての疲労感が少なくなるので、ビッグベイト専用タックルにするならスタジオコンポジットがおすすめです。
ぼくがビッグベイト用に使っているのはアンタレスDCMD
ぼくが実際にビッグベイト用として購入したのは、シマノのアンタレスDCMDです。
DCブレーキシステムと、ブレーキの微調整によってビッグベイトが回らずぶっ飛んでくれて、キャストで気持ちよくなれます。
スプール経も多きいのでビッグベイトなど重たいルアーのキャストにも向いていて、XB(エクストラハイギア7.8:1)でリーリングジャークがしやすく、回収も早いのでテンポよくビッグベイトを投げられて気に入ってます。