リールベアリングの洗浄メンテナンスのやり方

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今回はリールのベアリングの洗浄メンテナンスをやっていきます。ベアリングをパーツクリーナーで洗浄し、注油するまでの流れを解説していきます。

最近飛距離が出なくなったな、とか注油はしているけど洗った事は無かったなという人におすすめです。

ここではベアリングの洗浄方法と、洗浄してもダメだった場合の交換方法について解説していきたいと思います。

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ベアリングの洗浄方法

準備するモノ・工具

  • パーツクリーナー
  • エアダスター
  • ピンセット
  • キッチンペーパー
  • 洗浄ケース
  • ベアリング用オイル
  • スプール横のベアリングを外す工具

パーツクリーナーは何でもOKです、近所のホームセンターで買うのでもOKですが、こだわられる方はZPIのパーツクリーナーがおすすめです。

エアダスターは何でもOKです。

ピンセットでベアリングの回転チェックをやったり、ベアリング止めのパーツを外したりできたりに使えます。ベアリング回転アイテムもあるんですが、ピンセットでできるんで要らないかなと思います。

キッチンペーパーもなんでも良いです。ベアリングを置いたり拭いたりするのに使います、じゃあティッシュペーパーでもいい?と思いがちなんですが、ティッシュだと繊維がベアリングに付着して取り除くのが大変なので、キッチンペーパーにしておきましょう。

洗浄ケースは好みなんですが、部屋の中で洗浄する場合にはあった方が洗浄中に液が飛び散らなくてよいです。パーツクリーナーは樹脂を溶かすんで、パーツクリーナーの液体をずっと入れっぱなしにするのはNGです。

ベアリング用オイルはメーカー純正品が安定していますし、一度入れると流れ出したりせずずっと維持できるのでおすすめです。

スプール横にベアリングが装着されているリールの場合、ペンチでも外す事はできるんですがテクニックが必要でミスする確率が高く、ミスるとシャフト曲げたり傷つけたりするのであんまりおすすめできません。

専用工具はリールパーツ屋のスタジオヘッジホッグで販売されていて、購入すると3000円くらいなんですが、レンタルだと返送送料込で300円なので、レンタルでいいかなと思います。

→スプールベアリングリムーバーをみる

洗浄方法

まずベアリングを外して、キッチンペーパーに並べておきましょう、その時に外したパーツはわかりやすく分けておきましょう。

ピンセットにベアリングを指し、指で回してみると回転が正常なのかがわかります、回してみて正常の場合「シャーーー」っと回るんですが、「ゴリゴリ」とか「回転がおかしい」という場合には洗浄した方が良いでしょう、なにか内部に異物が入っているようです。

あんまり回転しないっていうのは、異物の可能性もありますが、オイルが入って回らないだけ(正常なこと)なので、気になるなら洗浄してみるといいでしょう。

ピンセットに指した状態で、洗浄ケースの中にいれて、ベアリングの中心側に向かってパーツクリーナーを吹きかけていきます。中心にかける理由はベアリングを回転させつつ内部もしっかりと洗う為で、回転していないと表面を洗ってるだけになるから、回転させるようにしてください。

汚れがひどいようなら洗浄ケースにパーツクリーナーを満たして、シャカシャカと振り洗浄していきましょう。最後はパーツクリーナーで回して汚れを落として完了です。

ここで回転チェックすると、中の異物とオイルも無くなり、先程と比べてかなり長く回り続けるようになります。

次は乾燥させるんですが、自然乾燥だと時間がかかるので、エアダスターを吹きかけて一気に乾燥させます、パーツクリーナーは乾きやすいんで回るように吹きかけると数秒で乾きます。

この時ドライヤーを使うと内部に結露起こすんでNGです。

乾燥させたらオイルを少量(1滴の半分くらいの量)落とし、回転させて内部まで浸透さていきます。

ここで回転チェックすると、オイルが入った分そこまで回らないですが、それはそれで正常です。

あとはベアリングを元の位置に戻せばOKです。

実際のベアリング洗浄の動画

これは実際にやっている動画を見てもらう方がわかりやすいかなと思いますので、こちらを見つつベアリング洗浄をすすめてもらえればいいかなと思います。

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ベアリングの回転が悪い時の交換方法

パーツクリーナーで洗浄してもベアリングの回転が悪い、ゴリゴリなる、戻らない場合には頑張って洗浄していくより、ベアリングを交換した方が確実で手っ取り早いです。

それぞれのメリット、デメリットの解説をしていきます。

自分でベアリングを交換する

自分でベアリング交換する場合が一番早いんですが、不器用な人がやると失敗したりする可能性も無い訳じゃないです。

リールのベアリングサイズは、リールの取扱説明書(分解図あるやつ)を見るか、リールパーツ屋のスタジオヘッジホッグで、リール名からどのベアリングサイズか書かれているので、こちらから見るとスムーズに最適なものを探せます。

スタジオヘッジホッグでは、万が一ベアリングサイズを間違って購入した場合には返品ができますし、はじめてのベアリング交換には失敗せずに良いかなと思います。

→対応ベアリングを探してみる

オーバーホール屋で交換してもらう

オーバーホール専門にされているお店で、オーバーホールも兼ねてベアリング交換をしてもらう方法です、ベアリング交換だけっていうのはしてもらえないかもですが、そこはお店次第という感じです。

オーバーホールも一緒にやれるので、ベアリング以外の不具合や、摩耗状況などがわかり、またしばらく快適に使っていけるかなと思います。

デメリットはオーバーホール料金もかかるようになるので、費用がちょっと上がる(3000円くらい)のと、混雑時には時間がかかってしまう事ですね。

調べ方は「(あなたの地域) リール オーバーホール」「(あなたの地域) オーバーホール」などと調べると出てくると思うので、探してみてください。

メーカーで交換してもらう

メーカーで交換してもらうと、オーバーホールの種類にもよるんですが完璧な状態で戻ってくるので、また2年ほどは快適に使えるくらいになります。

その時にベアリングも含め、交換した方がいいパーツや、素人では分解できない内部までバラバラに分解してキレイにしてくれるようになりますし、オーバーホール屋さんより完璧な状態で戻ってくるかなという感じです。

デメリットはパーツ交換が多くなるとお金が高くなったり(事前に予算伝えられます)、混んでる時期だと1ヶ月かかっちゃう所ですね、混んでない時期なら2週間ほどです。

ベアリングに不具合が起こっているという事は、内部の他の部分にも何か不具合が起こっている可能性が高いので、メーカーにオーバーホール出して徹底的に調べて直してもらうのが確実でおすすめかなと思います。

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まとめ

ベアリングの洗浄を一度やってみてダメだった場合には、ベアリング交換をしてみて、それでもダメだった場合にはメーカーのオーバーホールっていう流れが良いのかなと思います。

早く完璧に直したい!と思っている人はメーカーの混雑状況を調べてからメーカーオーバーホールに出すのがおすすめです。

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