ラインは、フロロ、ナイロン、PEの3種類あるんですが、どれがビッグベイトにはベストなのかまとめます。
ライン単体で考えるのではなく、ビッグベイトに目当てのアクションをさせる為に、ラインを選ぶという考えが良いかなと思っています。
ビッグベイト用ラインの選び方
タックル全体のバランスで考える
ラインだけじゃなく、ロッドなどタックル全体で考える必要があります。
カチカチの竿なのにフロロを使うと弾いたり、柔らかいロッドにナイロンを使うと伸びてアクションしずらかったり、となってしまいます。
間を取って「硬い竿にナイロン」「柔らかいロッドにフロロ」という選択もありです。
ラインの素材の差(フロロ、ナイロン、PE)
ラインの素材についてはご存知だと思うので簡単に、フロロ(伸びづらい、沈む)、ナイロン(伸びる、沈みづらい)、PE(伸びない、浮く)です。
アクションを伝えたいなら、PEがベストですが、使い勝手の良さだとフロロかな。
陸っぱりならナイロンの方が、ラインが沈みづらいので根掛かり率が減るし、他のルアーも使えるバーサタイル性が増しますし、バックラッシュ率が減ります。
あと、「硬いナイロン」や「柔らかいフロロ」とかあるのでその辺りも含めて考えましょう。
ラインの太さ(ポンド数)
ラインの太さはビッグベイトのキャスト時に切れない太さであり、ビッグバスも釣り上げられる太さである必要があります。
ビッグベイトの重量とよく使われているライン太さで、フロロだとこの数値のままで、ナイロンだと劣化を考えて1サイズ上を使われる人が多いです。
- 2ozクラス:20lb
- 3〜4ozクラス:25lb
- 5oz以上:25lb以上(人によって差あり)
山田祐五さんはスライドスイマー250(7oz)をR18フロロリミテッドの25lbでフルキャストで使われています。
ビッグベイトにおすすめのフロロライン
S字系をジャークでアクションをさせるビッグベイトなら、伸びづらいフロロラインがおすすめです。
障害物付近を通す場合など「擦れ」る事が多く、PEだとリーダーを付けていたとしても途中が擦れて切れたり、ナイロンだとウイードには強いがそれ以外だと弱いので、トータルバランス的にもフロロで間違いないという感じです。
ビッグベイトを使われる方はほとんどフロロなので、迷ったらフロロを購入しましょう。
品質重視ならRー18フロロリミテッド(シーガー)
ジョイクロの平岩さんや吉田撃さんなどが使われている、シーガーのR-18フロロリミテッド(16,18lb使用)です。
琵琶湖の北の鉄人山田祐五さん(ジャイアントベイター)さんも使用されていて、ビッグベイトで不安なフルキャスト時のキャスト切れが無く安心というコメントされていました。
アクションをビッグベイトに伝えやすいので、S字のキレのあるジャークがしやすく、耐久性でも評判の高品質フロロラインです。
フロロなんですが柔らかめ(しなやか)なタイプなので、投げやすく扱いやすいラインという感じですね。
100m巻きのみなのでちょっと割高を感じてしまう、釣具屋のセールかAmazonで買うのが安くておすすめです。意外と丈夫で10釣行くらいは使えるので、1回200円くらいのコスパになって意外と安いという印象です。
Amazonが安いので一度価格チェックしておいて、よくいく釣具屋と比較してみてください。
コスパ重視ならフロロマイスター(シーガー)
R-18と同じシーガーから発売の低価格大量巻きラインのフロロマイスターです。
安いけどラインが原因でのトラブルは無く、品質が高いので愛用者が多いです。
釣行回数が多い人は2回に1回くらいで交換しても、1回300円前後で巻き替えられるのでコスパが良くぼくはずっとリピートしていて信頼度も高くておすすめです。
2回で巻き替えするならトラブル無しなので、迷ったらフロロマイスターでOKです。
若干硬めのフロロなので20lbを超えると、キャストが若干しずらくなり飛距離が落ちるので、ブレーキ調整をうまいことやっていきましょう。
ビッグベイトにおすすめのナイロンライン
リップ付きビッグベイトを巻いて使い乗せやすく、ビッグベイトを遠投したり、バックラッシュ等のトラブル無しで使うならナイロンですね。
スローに動かしたかったり、TOPや羽根物も使ったりしたかったりするなら、ナイロンがラインが沈まないので扱いやすくおすすめです。
フロロと比べると強度的に弱くなってしまうので、基本的に25lbで細くしたい時には20lbとフィールドで選んでいきましょう。
品質重視ならGT-Rウルトラ(サンヨーナイロン)
サンヨーナイロンのGT-Rウルトラは、強くて使いやすいナイロンを目指して村田基さんが開発されたラインで、バスだけでなく海のデカイ魚にも使われているので、強さは間違い無いです。
ジョイクロなど2ozクラスのビッグベイトが気持ちよく投げやすく、飛距離を出しやすいです。
フロロより摩擦に強く、水を吸いやすいというナイロンラインのデメリットを軽減されていて、高品質のナイロンです。
しなやかで強いのでウイードが多いエリア(ナイロンはウイードに強い)で活躍してくれますし、ジャイアントベイトのキャスト切れを防ぐのにも一役かってくれるでしょう。
100m巻きもあるんですが、600m巻きの方がかなりコスパが良いので、ちょっとでもコスパよくしたい人は600巻きがおすすめです。
購入時には1サイズ太めを選びましょう、太くても投げやすく安心感が増し、伸びも極力減らせるのでおすすめです。
コスパ重視はCN500(デュエル)
コスパ重視ならデュエルのCN500がいいでしょう、500mで500円前後というかなりの安さです。
これは「ナイロカーボンライン」とされてて、ナイロンをフロロでコーティングされていて、しなやかで投げやすく、伸びはフロロ並で感度は高いといういいとこ取りです。
でも、正直ナイロンを使うならGT-Rがいいですね、普通の巻物になら使えるんですがビッグベイトだと重さで伸びてキャストがしずらく、その伸びによる劣化があると思うので、あまりおすすめできません。
ビッグベイトにおすすめのPEライン
ビッグベイトでPEを使う時はキャスト切れ(高切れ)を防ぐ為と、バックラッシュしずらくさせる為(しても直しやすい)、太めを選ぶのがおすすめです。
そしてリーダーにはR18フロロリミテッドの20〜25ポンドがおすすめです。
G-soul X8 UPGRADE(YGK よつあみ)
PEラインの中で高品質で、使い勝手が良く、レビューも多く、コスパも良い、よつあみのG-soul X8 UPGRADEです。
ラインが蛍光グリーンイエローなので直結はあまり向かなくて、色がガイドに移る(すぐ取れる)のがデメリットかな。
太さは3号か4号あたりがおすすめです、あんまり細すぎる2号以下だとラインがガイドに噛んでキャスト切れしたり、下手したらロッド破損、バックラッシュして再起不能になるので、高切れしないように最低でも3号できれば4号って感じですね。
シーガーPEX8(クレハ)
フロロも人気のシーガーの8本PEも人気が高いです。
海用って感じですがバスでも問題なく使えてレビューも高いです、「R18完全シーバス」の方が良いんですが、ビッグベイトで使える号数が今の所無いので、こちらをおすすめしています。
PEラインのリーダーはR18がおすすめ
PEラインのリーダーはR18フロロリミテッドの25lbがおすすめです。
かなり擦れ強度が高く安心感が高いのに、しなやかなのでPEとの結び目もしっかり作りやすく強度を保てます。
堀田式FGノットで結ぶのが簡単でおすすめ
FGノットってまあまあ難しいんですが、海のルアー釣りをされている堀田さんがされている、「堀田式FGノット」というものは慣れると1分くらいでFGノットができるので、一度試してみてください。結ぶ面倒くささがなくなりますw
ビッグベイトのラインの結び方
ラインが太くなるとバス釣りでよく使うノットだと締め込みが弱くなり、強度低下が起こってしまうので、太いラインで結束強度が高い結び方を覚えておきましょう。
20ポンド以下ならダブルクリンチノットで結ぶ
20ポンド以下なら村田基式ダブルクリンチノットが簡単で結束強度が約80%と高く、ラインが傷ついた時の結び替えも簡単なので、トータル的に考えると安定した強さがあります。
20ポンド以上ならTNノット+ハーフヒッチで結ぶ
20ポンド以上のラインを使うなら、海のジギングで使われているTNノット+ハーフヒッチが結束強度がほぼ100%です。
太いラインになると通常の結び方では締込み不足がおこり、それにより緩みや強度低下がおこるので、太いラインでは太いライン用の結び方をやる必要があります。
開かないスナップオーシャンスナップ
「スナップが開いてビッグベイトが外れる」という人がいますが、オーシャンスナップは外れる事が無く高強度で安心感が高くおすすめです。
サイズは、ジョイクロクラスなら#3、スライドスイマー250クラスは#4が丁度いいサイズです。
まとめ
ビッグベイトをどう動かしたいか?でラインを決めるのは楽しいです。
ベストを求めるなら、タックルに合わせてフロロとナイロンの両方を使って、自分でテストするのがいいですね。
迷ったらR18フロロリミテッドがしなやかで使いやすいフロロでおすすめです。