ここではファットイカの釣れる理由、使い方、アクション方法、フックセッティングなどをまとめていきます。
ファットイカの重さ
ファットイカには3種類あって、定番が「ファットイカ」で小さめの「ベビーファットイカ」カバー向けの「ヘビーカバーファットイカ」で、それぞれの重さはこんな感じです。
- ファットイカ 約12g
- ベビーファットイカ 約6g
- ヘビーカバーファットイカ 約11g
基本的にはこの重さなんですがカラーによって多少前後するみたいです。
ファットイカのフックセッティング
ファットイカは分厚いのでフックセットを間違うとミスバイトが増えてしまいます。
ノーマルのファットイカで左が#5/0で右が#3/0フックを使ってみるとこんな感じになります。左の方がフッキングが高いおすすめセッティングです。
ベビーファットイカのおすすめフックサイズは#2/0で、ヘビーカバーファットイカはノーマルのファットイカと同じボディーサイズなので、フックも同じと思ってもらって良いです。
ヘビーカバーファットイカは耐久性が高い素材を作って作られているので、ヘビーカバーって名前がつけられています。
おすすめフックサイズは#4/0〜#5/0
推奨フックサイズは#4/0〜#5/0です。
メーカーによって多少サイズが違ってくるんですが、おすすめは#5/0でできるだけ大きいサイズのフックを使うのがフッキング率UPのコツです。
青木大介さんはハヤブサのDASオフセット#5/0を使われていて、トーナメンターさんが使われているセッティングなので、間違いが無いでしょう。
ボディーに切れ目を入れてフッキング率UP
ボディーに切れ目を入れてあげる事で、フッキング時に針先が出やすくなるので、フッキング率UPに繋がります。
カッターを使って切れ目を入れる方がきれいで、フッキング時にもスムーズに針先が出るようになります。
あとはスカートの根本がくっついている場合があるので、一本一本指で剥がしておく事で、しっかりとアクションしてくれるようになります。
奥田学さんのパワースピニング用フックセッティング
奥田学さんはパワースピンでファットイカを使われていて、フックはノガレスの#3/0と小さめフックを使い、切込みチューンを行いフッキング率を落とさないようにされています。
#2/0でベストセッティングができると、ただ巻きでもウォブリングアクションができるようになるそうで、バックスライドワームとして使わない時が多いとのこと。
そしてネイルシンカー2gをお尻に指しさらなる飛距離を上げるという使い方をされるそうです。
同じセッティングをやるなら、メーカーによってフックサイズが違うので、同じノガレスのフックを使うのがいいでしょう。
ファットイカの使い方
基本はズル引きでOK
ファットイカの基本的な使い方はロッドを手前から上に上げてズル引きして余ったラインを巻き取るというアクションでOKです。
ファットイカのヒゲがズル引き時に水押しとフラフラと動きバスを誘ってくれてるので、オープンウォーターで広範囲を探っていきたい時にもこの方法で大丈夫でしょう。
ボトコン(ボトスト)
奥田学さんのチューニングをしていないとやりずらいんですが、シェイクをしながらリールを巻く事で、ボトムで首振りアクションができるようになります。
ジャーク&フォール
障害物の近くを狙う時にはロッドを手前から真上までトントントンと2〜3回ジャークしつつファットイカを上に跳ねさせて、フォールで着底を待つ。
このフォールの時にラインテンションを抜くとバックスライドして短い距離をネチネチを誘えますし、テンションをかけるとオープンウォーターで広く探っていく事ができるようになるので、場所によって替えるのがいいでしょう。
ジャークの時にボディーサイズも大きめですし、ヒゲの水押もあるのでバスに気づかせて、フォールでバスを寄せてきて、次のジャークの時に口を使わせるというイメージです。
バックスライドさせてカバー奥に入れる
バックスライドしやすいのでカバーのさらに奥にまで入れていきます。
フック先をボディーに刺していると根掛かりしずらいので、カバーの奥に入れても根がかりしずらいのも嬉しい所です。
奥に入れたあとは、ラインテンションをできるだけゼロにしてあげると、カバーの奥にスルスルと入っていってくれます、テンションがかかっているとあまりスライドしないので、テンションをゼロにするのを意識していきましょう。
着底したらトントンとアクションしてアタリが無かったら回収という感じでOKです。それで食わなければバスは居ないと思ってテンポ良く攻めていきましょう。
ファットイカはスキッピングもしやすいんで、カバーと水面に隙間があるならスキッピングして奥までいれてあげるのもおすすめです。
テキサスで障害物にダイレクトに落とす
ヒゲの逆側からフックを刺してテキサスリグにして、障害物にダイレクトに落としたり、テンポ良くアシ打ちをしていくという釣りが可能になるので、ランガンをする時にはテキサスリグで使うのがおすすめです。
バックスライドとの使い分けは、バスの活性が高そうな時にはテキサスリグでテンポ良く釣りをしていき、活性が低そうな時にはバックスライドでじっくり誘うという感じですね。
ウイードポケットに落とす
ウイードポケットにファットイカを落として、何度かアクションして釣れなかったら次のポイント、という感じでテンポよくキャストしていきます。
ウイードの中でもスカートがアクションしてくれてバスを誘ってくれるので居たら簡単に喰ってきます、ウイード掛かりが多かったらスカートと逆側からフックを差して使うのもアリです。
ファットイカの神カラー
ファットイカでよく釣れるカラーが「神カラー」と呼ばれていてそのカラーと神カラーと言われている理由を書いています。
206シナモン/グリーンフレーク
青木大介さんが多用されているカラーでよく釣れます。小型のエビにも見えるし、小魚にも見えるようなカラーで、クリアウォーターに強そうですね。
297-156グリーンパンプキン・ブラックフレーク/チャート/ペッパー
ボディーはナチュラルでテールが黄色で目立つこのカラーは、神カラーとして愛用している人が多いです。、マッディーな場所や、ちょうちん釣りだけじゃなく、普通に使ってもこのテールが釣れる!と評判です。
297グリーンパンプキン/ブラックフレーク
ワームの定番で万能カラーですね。濁った場所でもクリアな場所でも、どちらでも使えるので場所を選ばず使いたいならこれですね。
ファットイカを安く買う方法
ファットイカ値上がりして高くなってしまいましたよね、1袋10本入りで1900円前後なので、1本190円とまあまあな価格です。
Amazonでは並行輸入のファットイカが売られていてて、1袋約1300円なのでかなり安くなっています、人気カラーのみなので自分が好きなカラーが売り切れという事もあるので、見つけたら多めに買っておくのがいいでしょう。
パッケージが黄色じゃなく緑なので「ニセモノ?」と思ったんですが、アメリカではこのパッケージが使われているので本物ですw
一見高いように思えるんですが、スカート側からフックを指してつかっていると、スカート素材が硬いので、なかなかワーム身切れせず長持ちしてくれるので、そう考えると高くは無いなと思えますし。
針先を薄皮に挿して使ってる場合は、刺す向きを変えていけば、最大4箇所で使えるので4倍使えますw
ワーム補強については別記事で解説しています。
ファットイカのタックルセッティング
簡単に言うと対応ルアー重量が12gのロッドなら使えます。
ベイトならM以上
普通にキャストして使うならM以上で大丈夫です。
カバー奥をやウイードポケットを狙うならMH以上が欲しくなってきます、ヒットしてすぐにカバーから引きずり出さないと潜られてしまいます。
あとはできるだけ太いラインを使ってライン切れさせないようにしておきましょう。(20ポンドは欲しい所)
ベイトタックルじゃなくて使えます。
スピニングならM以上
スピニングだとM以上は欲しいです、重量が約12gとなるので柔らかいスピニングロッドだとしなりすぎて投げづらいです。投げられなくは無いです。
気持ちよく投げられるのがM以上という感じですね。
バックスライドで使う場合細いラインだと擦れて切れる可能性が高くなるので、できるだけ太いラインを使ってあげてください。
ファットイカが釣れる理由
簡単にバックスライドしカバー奥に届く
ファットイカは簡単にバックスライドしてくれるので、フックセッティングが若干違っていてもスライドしてくれました。
カバーの奥までスライドしていってくれるので、バスが口を使う場所まで届き、一口サイズでパクっと食べてくれます。
バックスライド専用ワームと比べると、スライド距離は長くは無いかなという感じですが全然問題ないです。
重さが約12gと高比重で飛距離が出る
ゲーリー素材で塩が大量に含まれていてて、ファットイカとフックをあわせると約12gで、ボディー自体も空気抵抗をうけずらい形なので簡単に飛距離がでます。
ベイトフィネスを使わなくっても、普通のベイトタックルでも使える重量感があります。
フラスカートが艶かしく動く
フラスカートは気持ち硬めの素材なんですが、水中に入るとアクション時に艶かしく動いてくれて、水流でもうねうねと動いてくれます。
まとめ
高いからと思って買うのを躊躇してたファットイカですが、実際使ってみると扱いやすくて釣れるので、今後も使っていきたいなと思います。