【実験】PEラインの編み込み数で擦れ強度(耐摩擦性)は変わるのか?(シマノピットブル4本編み、8本編み、12本編み)

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実験内容
実験内容は、紙やすりにそれぞれを擦っていき、何回で切れるのかやっていきたいと思います。

・紙やすりをダンボールに取り付けて角が当たるようにします
・同じ力で擦る為に10号(約38g)の重りを取り付けます
・そして引っ張る長さも同じにしたいので距離の目印を付けます
・これで各5回ずつやって平均値を出したいと思います

8本編みよりも、4本編みの方が約48%擦れには強いという結果になりました。

これは今まで定説とされていた、本数が増えると弱くなる、どおりの結果ですね。

次に12本編みの平均値なんですが、

一番弱くなると予想していた12本撚りが一番擦れには強いという結果になりました、4本撚りよりも225%も擦れに強くなりました。

結論はシマノのピットブルPEラインの場合、一番強いのが12本編み、次に4本編み、その次が8本編みという結果になりました。

「編み込み回数が多い方がスレに弱い」という定説が覆ってしまいましたね。

気になったので追加で調べてみました。

素材はどれも同じイザナスを使われているようです。

まず編み込み方が違ってて、
4本、8本は、VT工法で「テンションを掛け、緻密に編み込んだ4(8)本編工法」

12本がタフクロス2工法で「タフクロス+VT工法を掛け合わせた編み工程。表面の平滑性、直線性が改善され強度の均一化に加え、低伸度化、摩耗性向上に貢献する」

タフクロスを更に調べると「PE を抜群に強くする弊社独自の追加工方法によってライン表面は若干、硬くなる。そのことでラインには、ややハリが出て、耐磨耗強度が向上する。」

調べて思ったのは、この工法によって表面がなめらかになり、ヤスリの凸凹がアタリずらくなり、結果として擦れに強くなった、のじゃないかなと思われます。

なので、4本、8本、12本を同じ工法で作っているラインなら、編み込み回数が多い方がスレに強い、という結果になるかもしれません。

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