- ブラックバスにラインは見えているのか?
- ラインを細くすると釣れやすいの?
- クリアと色付きどっちがいいの?
という疑問を
海外の研究データを元に、まとめて紹介していきたいと思います。
結論からお伝えしますと「ラインはバスに見えています」そしてベストなラインの太さと色は変わります
動画の内容は
- ラインは10ポンドで見えづらくなる
- 警戒させてしまうラインの色
- 深さによる色の見え方
- ラインの色による使い分け
- ラインが見えてても釣れる理由
この5つに分けて、わかりやすく説明していきます。
そして一番最後に 色ごとのおすすめのラインを紹介していきます
フロロの10lb以下で見えづらくなる
水には屈折率というものがあり、その数値が1.33で、この数値に近いと水中で見えづらくなります
クリアなナイロンラインが1.53で、クリアなフロロラインが1.42となり、フロロラインの方が水中では見えづらくなりますが、完全に見えないという訳ではありません
その見えづらいフロロでもバスには見えている、という実験結果が出ています
その実験では、フロロラインの太さを変えてのチェックをされていて、
太いラインは、バスに見えてしまい警戒心を与えてしますが
10ポンドまで細くする事で、バスに見えずらい、ラインだと気づきづらい、太さになります
ラインを細くする事で、バスには見えにくく、警戒心を与えないので、結果として釣れやすくなるという事になります。
しかし、無理にラインを細くするのは、ラインブレイクの可能性が高まるので、
釣った後にしっかり取り込める、太さを選ぶようにするようにしてください。
警戒させてしまうラインの色
これは晴れた時の話で、濁りや太陽光の強さと当たり方で、ベストな色は変化します。
朝夕マヅメや夜中など 暗い時には、どの色も魚には見えづらくなります。
海外で行われた実験では、特定の色のラインには 反応をしないが、
特定の色では否定的な反応が見られる、という結果が出ています
これは、ラインの色の違いを認識できていて、色によって警戒する、しないがある、という事になります
魚から見たラインの見え方
次は魚から見たラインの見え方についてです
釣り人が見た色と、バスが見る色は違います
その理由は、水中の魚から見る背景が、水面、岩、水草、などになり
大切なのは、魚から見た「背景とのコントラストが少ない色」=「見えづらい色」となります
コントラストというのは、背景とラインの色、明暗などの差の事で、
ウイード(緑)の中に緑色のラインがあっても馴染みますが、黄色のラインでは目立ってしまいます
緑色のラインを、岩場で使うと目立ちますが、茶色のラインなら馴染むようになります
このように背景とラインの、コントラストが少なく、馴染む色が大切になります。
深くなると「色」が消えていく
水深が深くなるにつれ「色」が消えていきます。
色というのは、物に光が当たってその反射により「色」に見えているので、深くなり太陽光の量が減ると「色」の反射が薄く、色が見えなくなってくるようになります。
これはラインだけの話ではなく、水中のウイード、岩、ボトム、ルアーなどすべてのものに共通する話です。
ラインの色と、その色消える深さの実験結果では
赤色は約3mで消えていき、灰色や黒色になります
緑は深くなるにつれ、濃くなっていき、最後には消えてしまいます
オレンジや黄色系は、約7.5mから10mで消え
クリアはずっとクリアのままです
濁った場所では全ての色が1.5m以内に消えてしまいます
ラインの色による使い分け
クリア
- 魚に見えないようにするにはクリアが適している
- フロロは水面に入るラインが見えにくいが、ナイロンは比較的見えやすい
- どの水深でもクリアなので万能に使いやすい色
- フロロの方が見えにくくなる
クリアブルー
- これがバス釣りには最適
- 青はバスが見えづらい色に分類される
- 釣り人には青色に見えるが、バスにはグレーに見える
緑色
- 水に溶け込ませるのには最適な色
- 光がラインを伝わらない色なので、太陽光が強い時に良い
- 魚にラインの存在を感じさせないカモフラージュカラーとなる
- クリアな場所では透明ラインより目立つ場合がある
黄色
- ラインによるバイト(釣り人側)にはかなり見やすい
- 濁った水中での使用には適しているが、クリアな場所では魚に違和感を与える
- 後ろから襲ってくる魚は気づかない可能性がある
赤色
- 釣り人側には比較的見えやすい
- 3m以下で赤➡黒(グレー)になり、背景によってはコントラストが強く出てしまう
- 茶色な水質以外では不向き
ピンク
- フロロに着色するならピンクが最適
- 人間からはかなり見やすい
- 水中に入ると溶け込みピンク色が失われる
- 深くなればなるほどクリアグレーのように見えなくなる
ラインが見えてても釣れる6つの理由
ラインが見えていたとしても釣れる時があります
1)後ろから追ってきた場合
ルアーを巻いている最中に、後ろから捕食してくるので、ルアーの前にあるラインの存在に気づきません
ルアーに集中する事で、ラインに意識がいきずらくなる感じです
2)ルアーがラインより目立つ場合
ビッグベイトなどの大きいルアーを使う時は、ラインの存在感よりも ルアーに意識が行くので、30lbなどの太いラインを使っても、ラインに気づかず魚が捕食してくるようになります
3)威嚇の時
その場所に居着いているバスなど、縄張り意識を持っているバスの前にルアーを通すと、縄張りを守る為に、外から来た敵を排除する時に、口を使い追い出そうとする時に釣れます
4)ネストを釣る時
ネストは産卵床の事で、卵や稚魚を守るバスはその場から動けず、外的を追い払うのが仕事になり、その場から動く事ができず、追い払う為に口を使ってきて、結果として釣れます
ラインの太さなどの違和感より、ネストを守る方が大切なので、ラインの太さは関係なくなります
5)暗い時
マズメ時など太陽光が少なくて暗いと、視認性が落ちるので ラインが太くても釣れやすくなります。
6)小バスの場合
小さいバスは、目新しいものに興味津々で口を使っていくので、ラインが太くても釣れますが、大きく成長してくると難しくなってきます
バス釣りおすすめのラインと色
ベストなラインの色は「クリアブルー」
理由は、青がバスには見えづらい色に分類され、釣り人には青色に見えるが、バスには薄いグレーに見えて背景に同化しやすい。
ラインが見えて釣りがしやすく、警戒心を与えないベストな色です。
デュエルのCN500がこれに近いです、カーボンナイロンというあまり聞かない素材ですが、使い勝手がよく、値段が安いのが嬉しいです。
ベターな色はフロロの「クリア」
どの水深でも透明なので万能に使いやすいのがクリアになるが、太陽の角度によってはライン内部に光が反射してしまいます
傷や劣化で表面が白くなると、見えやすくなってしまうので、なるべくこまめにライン交換をするか、コーティングが強いラインを使うのがおすすめです
サイトフィッシングでは10lb以下のフロロがおすすめです。
色々なメーカーからクリアのフロロは出ていますが、おすすめはR18フロロです、カーボンに強いシーガー製で、柔らかいので投げやすく、16ポンドラインは、16lbの太さなのに強度が18.5lb分あるので安心感が高いです。
安いものなら同じくシーガーのフロロマイスターがおすすめです。
細いラインで当たりを見たい釣り
細いラインで当たりを見たい時は、サンラインの「シューター・FCスナイパーBMS AZAYAKA」
クリア、ピンク、イエローグリーン、オレンジ、グレーのメリハリが聞いており、細くても人からの視認性が高い。
派手に見えるので警戒しがちだが、迷彩のようになっていて、ラインとルアーの関連性をイコールと考えられないので、バスに警戒心を与えないですし、水中ではピンク色が失われるので、人間側にのみ「見やすい」というメリットが残ります。
ウイードの中、緑色の場所で釣りをするならグリーン
水中ではクリアより表面の反射が抑えられ、ウイードの上ではカモフラージュカラーとなります。
サンライン「シューター・FCスナイパー インビジブル」が1色ではなく、5色で15cmで変化するのでおすすめです。